一年振り返って part1
お疲れ様です。
カンボジアはここ1週間は新規のコロナウイルス感染者はいなかったそうです。
渡航を制限し、正月休みをなくし、さらに州を跨ぐ人の移動を制限していたのですが、それが功をなしたのでしょうか。ゆっくりと1日1日が過ぎていきます。
カンボジアに来て、早1年が過ぎました。少し振り返ろうと思います。
実は最初の頃は毎日外来を何人診たとか、手術を何件執刀したとか自分で記録していたのですが、まず外来は数えている場合じゃないくらい忙しいときがありますし、電子カルテではないので後からの確認が難しく、数えることを断念しました。手術については昨年の12月までは数えていましたが、これも途中でやめました。
一応ブログに記録として残しておこうと思うのですが、
手術件数については、12月の時点(8ヶ月)で
執刀120件、助手120件ほどでした。
多分1年で200件弱ずつになると思います。(ただし、脂肪腫などの小さな手術を含みます)
自分が執刀した手術の内容は
・鼠径ヘルニア(大人も子供も)
・陰嚢水腫
・停留精巣
・甲状腺腫瘍
・虫垂炎
・乳房腫瘍、癌
・包茎
・卵巣腫瘍、付属器摘出術
・子宮筋腫核出術
・子宮脱(膣式子宮全摘)
・扁桃摘出術
・リンパ節生検
・その他脂肪腫や粉瘤などの摘出術
などでした。
助手としての手術は上記以外に
・痔瘻
・腹式子宮全摘術
・帝王切開
・円錐切除術
・指の断端形成
・全層・分層植皮術などの形成外科手術
・耳下腺腫瘍
・気管切開
・腎摘
などです。
幅広い分野の手術を経験させていただいています。
手術は腹腔鏡などのカメラはないですし、ハイテクな機械はないのですが、基本的な術式をよく学べると思います。
また短い時間の小児の全身麻酔を担当することも多かったです。
1年間で30件以上あったと思います。
外来や入院に関してはまとめきれません。
高血圧・糖尿病から心不全、肺炎からデング熱・腸チフスなどの地域特有の熱帯感染症、電撃症(電線の断線とか多い)や外傷なども多いです。結局診断がつかなかった症例など、とても症例は豊富です。
にもかかわらず、限られた医療資源で治療していくわけですから、難しいです。
その他、小学校の学校検診や、田舎へ行って診療したmobile診療活動、
こうやって並べてみると、たくさんの活動に参加し、いろいろな経験をさせてもらっているんだなーと感じました。
今回はひとまずこのくらいで、次回は1年間で成長したことや変わったことを書いてみようと思います。
森田